【1冊目】小さな会社のデザイナーにはなにができるか「小さな会社のブランド戦略」

最近自社のWEB担当に無理やりさせてもらって思ったのは、あたりまえだけど

WEBってデザイン出来るだけじゃなんの問題解決にもならない!

と強く思いました。私は基本的にページ制作を無理やりさせてもらうことに決まったんですが、その他にもSEO・マーケティング・他メディアとの導線設計など

デザイナーってだけじゃ解決できない問題がいっぱいある

ということに今更ながらぶつかる。

もともとWEB屋でもなんでもないイラスト描き寄りのデザイナーだったので、学ぶことは目一杯です。

技術的な問題解決に向けてSEOやWEBマーケティングを勉強中です。

平行して「ビジネスやマーケティングに関わるデザインのために」という柱を一本持つために「小さな会社のブランド戦略」というビジネス本を読んでみました。

「小さな会社のブランド戦略」の引用メモ

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数字・専門用語が少なくデザイナーでも読みやすかったです。基本的に経営者に向けた本なのですがデザイナーとして読んでみても気づきが有りました。

以下、はっとしたことをメモ。

価値ある会社には引力が存在する

魅力あるブランドにはお金・人・ビジネスチャンスが自然と集まる引力が存在する。会社がなにもしなくても自然に集まってくる

では引力を生み出すにはどうするべきか。

事業の使命感をはっきり明示し、外に発信すること。カスタマーが商品ではなく会社の理念に同意することが長く愛される理由になる。

商品を愛してもらうことも大事ですが、商品は時代によって変わるもの。その商品をどうして生み出したか、誰に喜んでもらいたいのか明示することで会社全体を愛してもらうようなメッセージ発信が大事だというところに同意しました。

ロゴや印刷物をおしゃれにするだけの時代はおわった

会社ワークでも個人的ワークでもよくあるのは「とにかくかっこいいロゴをつくって」「●●みたいな(テイストの)ロゴがいい」という要望は見受けられるのですが、なんのためのロゴか、どんな思いでつくりたいかをコミュニケーションは難しいです。

しかし、この本を読んで改めて、理念を大事にしたCI設計はやはり意味があるのだなと思いました。個人的には

ぶっちゃけロゴなんてどんなテイストでも形でもいい

と思っていて、大事なのはその後、

どのように愛されるべき形・ポジションに育てていくか

だと思っています。この本にも概ね同じことが書いてあッタト思っていて、愛されるアートワーク制作は重要ですが、

その後のアート面とビジネス面、両方からの展開が大事だといっています。

かっこいいロゴつくっても、誰にも見てもらえなかったら意味ないもんね。

たったひとりのお客様を思い浮かべたメッセージを発信する

大勢のユーザーを想定したメッセージは結局誰にも届かないメッセージになりがち。

発信する際は一人のお客様を思い浮かべてメッセージを発信する。ということです。

ペルソナ設計はデザインの基本ですが「たったひとり」でいいのだ!と目からうろこでした。

とくにUI設計などではこれくらい割り切った視点から見てみることも大事かもしれません。

小さな会社では、すべてを自分たちで回さなければいけないので大変です。

しかし、これらの施策がすーっとつながった時はとっても気持ちいいと思うんです。

その瞬間目指して、またブログでたまに吐き出しながらも色々やってみようと思ってる今日このごろです。

小さな会社のブランド戦略

小さな会社のブランド戦略

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