3年前、初めてフリーランスデザイナーになった時、最初にデザインしたものは「自分の名刺」でした。顔のイラストをロゴマークにしたデザインを考えました。
目次
名刺のデザインで大切なことは「情報を詰め込みすぎないこと」です。
日本の一般的な名刺サイズは、91mm × 55mm。(よく使うので、覚えると良いかも!)実寸サイズで見ると、めっちゃ小さい四角形です。
自分を売り込むために言いたいことはたくさんありますが、いろんな情報を詰め込むとグチャグチャになってしまう小ささなので、伝えたいことを1つに絞ると良いと思います。今回は、
「もらってくれた人が私のことを思い出しやすい名刺をつくろう」
という1点に絞り、自分のイニシャル「m」と「f」で唇を形どったロゴマーク風のイラストを考えました。持ち帰って見返した時、「口が大きい明るいデザイナーだったなー」と思い出してもらえたらいいなと。
名刺のコントプトになるカラーを決める。
唇をイメージしているのと、自分が好きな朱色を選択しました。サイトの色なども赤・ピンク系を使っています。
名刺の細部のデザインで遊ぶ。
唇はセクシーな印象になってしまいがちなモチーフですが私はセクシーキャラではないので(笑)裏面にはちょっとおまぬけな似顔絵イラストと「nice to meet you」というゆるいメッセージを追加しました。
ちょっと外したアクセントを入れることで、親しみやすさを感じてもらえたらと考えたからです。
結果、めっちゃウケがいい名刺になりました!わ〜い!
当時、しがないフリーランスデザイナーだったのですが、初対面の企業のおじさんにも、「これ、唇なんですか?」「はい〜口が大きいって言われるのでつくっちゃいました」と言ったように、名刺から会話が盛り上がることがありました。
年齢の近い方からは、「可愛いですね!」「似てますね!」と話していただけたり。
そこまで狙ってなかったのでびっくりでした。あっという間になくなりました。
顔の写真やイラストは覚えやすいいいモチーフだと思いました!
実は思春期のころは大きい口と唇が嫌で嫌で大っ嫌いでした。
大学生くらいで、やっと受け入れることができた自分の顔の特徴だったりするので、ロゴマークにするにはすごく勇気がいりました。
でも、やっぱり顔はいちばん覚えてもらえやすいモチーフのひとつだと実感しました!
特に個人サービスや、活動をしてらっしゃる方にとっては、まさに名刺は顔。効果的な見せ方だと思います。
自分の一番のウリや伝えたいことは何かを考えることが、名刺のデザインでは一番大事だと思います。
名刺はデザインだけでなく、ユニークな質感の紙を使ったり、型抜きしたりとたくさん遊べる余地がありますが、手のひらサイズの小さなアートボードだということをいつも自分に言い聞かせています。
あれもこれも欲張ると、結局何者なのか?ぼやけてしまうので一番伝えたいことが何か。を製作者と依頼者ではっきりさせることが、名刺のデザインにおいて一番大切な作業だと思います〜。
それでは٩(๑′∀ ‵๑)۶•*¨*•.¸¸
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