【9冊目】自分なりの成功プロセスを作ることを大切に「僕たちはこうして仕事を面白くする」

ちょうど最近読んだ、第一線で活躍するスペシャリストのインタビューを集めた僕たちはこうして仕事を面白くするという本。

それぞれが仮説を立て、それに向かって一直線に進み、答えを出す姿勢。大切なのは正しい選択かどうか」以上に「選択した答えをより良くするためにどれだけ努力するかだと、確信できる本でした。

ノマドワーカーの第一人者 安藤美冬さん

会社を辞める決意をしてからは、「マイルール+(プラス)」というルールを定めました。1カ月で100人以上、退社までに3000人に会うというのもそのひとつでした。目的は情報収集と人脈づくり、そして会社員意識から独立自営意識へとマインドセットするためでした。そうしているうちに、What(何をするのか)ではなくHow(どのように働くのか)を考えるようになりました。

ライフネット生命 岩瀬大輔さん

(仕事の選び方において大切なことのひとつとして)

ひとつは「何をやるか」より「誰とやるか」ということです。まず私は大学在学中に司法試験に合格しているので、自分でも弁護士になるものだと思っていました。しかしその考えは、新卒で入社することになるボストン・コンサルティング・グループ東京事務所で、2週間のインターンを経験して変わりました。プロ意識が高くイキイキと働いていいる人たちを見て、単純にこの人たちと一緒に働きたいと思ったのです。誤解を恐れずに言うと、何をやるかは実はどうでもいいことなのだと思います。

講談社から作家エージェント「コルク」を設立 佐渡島庸平さん

2003年から連載を開始した『ドラゴン桜』は、登場人物が東大合格を目指す物語で、具体的な受験テクニックも入っているのが大きな特徴です。そこで描かれている勉強法は僕の受験時代の経験に基づくものが多くを占めています。そしてこの作品は絶対に多くの人に読まれる価値があると思っていました。

ところが、そんな思いに反して単行本は巻を重ねるごとに初版部数が落ち続け、読者アンケートの結果も芳しくない状況が続きました。そしてついには連載打ち切りの危機を迎えてしまいます。

そこで僕は、どうしたら受験生に手に取ってもらえるかを考えました。それでまず書店に行ってみると、参考書コーナーには受験の指南書のような本がいろいろ並んでいるんですよね。でも僕は、それらを読んでみて絶対に『ドラゴン桜』のほうがためになると思いました。それで書店をまわり「これはマンガだけど大学受験に役立つ情報が入っているから、参考書コーナーで売ってもらえませんか」と訴えて行ったのです。内容自体は変えずに売り方を変えたというわけです。

星海社新書初代編集長 柿内芳文さん

なんとか出版業界に入れたのはいいですが、人と会うたびに、いかに自分には深い知識も鋭い見識もすごい才能もないことを思い知らされる日々。「自分にはなんの武器もない」とコンプレックスを持っていました。友人とヤケ酒ばかり飲んでいました。そんなときに出会ったのが、同世代の会計士、山田真哉さんです。僕はばだ新人編集者、山田さんも新人会計士で、お互いにまだ素人に近く、だからこそ普通の人の目線で、どうすれば「会計学」をわかりやすく、面白く、ためになる形で本にまとめることができるか、徹底的に議論したのです。そうして完成したのが『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』でした。そして蓋を開けてみるとこの本は163万部を超えるベストセラーとなりました。

オリンピックメダリスト 為末大さん

ハードルに転向して4年目、大学4年生のときに僕は晴れてシドニーオリンピックの代表に選ばれました。そうして迎えた予選レース当日。僕はパニックになるぐらい緊張していました。そしてなんと、僕はこのレースの終盤、強風にあおられてハードルに足を引っ掛けてしまい、転倒します。

大勢の親戚の前で転んで、人生で一番遅い62秒というタイムでゴールしました。これが僕にとっての最初のオリンピックです。

日本に帰ってきてからも1カ月くらいはやる気が起きず、呆然と過ごしていました。そしてようやく落ち着いてきたある日、改めて録画ビデオを見てみると、やはり、風が強くてユニフォームがパタパタしている。

向かい風が吹いているのにいつもと同じように走っているから、気がついたら3歩分もハードルが遠くなっているわけです。

そこで僕が考えたのは、状況は一緒であるはずなのに、なぜほかの選手は成功したのかということです。

いろいろな環境に対応できるようになっている選手はみな、決勝に残っていることに気がつきました。これはもう海外に行かないと勝てないと痛感しました。そうと思ってからは早かった。(この後、海外遠征を重ね、エドモント世界陸上で銅メダルを獲得)

このときに僕が得た教訓というのは、まずは、そこに飛び込んで場になじむことのほうが、圧倒的に実感が湧くし、学びも早いということです。

こうしてみてみると、誰もがそれぞれの考え方を持っているなーと。成果を出している人間が、みんな同じプロセスをたどっているわけではなく、自分で仮説を立てて、自分なりのやり方で立証しているな!となんだかほっとしたのでした。

だから、仮説は間違っててもよい!ヘンでもよい!

仮説をまず立てて、実行すること、それがだーいーじー!

すごい人もそうしてるからー!

のんきな私でも、自分の仮説が信じられなくて辛かった日々があったりしたりしたりヽ(^▽^)人(^▽^)人(^▽^)ノ

仕事相手とぶつかってすぐは、自分の仮説・意見を自分自信が一切信じられなくて、それはもう辛かった!

私がここで出した結論は「自分の意見を1%も信じない。疑ってかかる」というルール。

「あれがしたいな。これ必要かもな。」と思ったことも、すべて一旦飲み込んで何をするにも、一度は周りに確認をとっていました。自分の意見よりも他人の意見を採用してデザインを進めていた。これは自分の仕事人生で初めてのことだった。

半年くらいはそうやって進めてきたのではないだろーか。

結局自分で考えた仮説を実行しないと、成功なのか失敗なのか、達成できたか判断ができないことに気づいた。

そうやって過ごしてきて気づいたのは、仕事相手とうまいことやれても、それがどんな結果をもたらしたか、良かったのか悪かったのか、判断できなくなっていたことでした。

だから私はやっと自分で判断する大切さ、他人に判断を任せない意思、前よりも向き合ってやっとデザインできるスタートラインに立てたかな!と。今はそう思っています。

自分を信じない。という仮説を自分で立てて実行したことも、無駄じゃなかったよ。

デザイナーが言うことが、デザインのすべて。なぜなら自分にはセンスがないから。デザインがわからないから。

そういうスタンスの方とお仕事する機会も多々有ります。だからこそ、自分がデザインしたものを信じて進めることが当たり前だった私の中で、この経験は初めてで、とても辛く、とても学びのあるものでした。

デザイナーが大切にしていることが、お客さんや、他業種にとってどうでもいい場合もたくさんあるし、逆にわがままでも絶対に通すべきポイントもある。

本当にこの提案は意味があるか。意味があるとしたら、どういう結果が出せるか。そうやって一つ一つの思いつきを一度立ち止まって考えるクセがついた。

あと、思いつきなようで、自分の意見にはちゃんと根拠があるんだなあ。ってことも実感しました。

自分のやり方を確立して、ハイスピード・ハイリターンに進めますように。

ちょっと前までは、こういう本を読んだらその通りに試してみたり、この人だったらどんな風に考えるだろうか。と想像してました。

でも今はちょっと変わってきてて、

自分なりのやり方を確立したい。自分なりのやり方をもっともっと鋭く確度を高めたいな

と思うようになってきたよ。

自分に合っているやり方を突き詰めることがきっと一番シンプルなやり方だと思うようになった。

オンリーワン!とか言うと、陳腐だけど、

できないことの方が多い自分だからこそ、自分にあったやり方を極めて結果を出せる仕事人を目指そう

っと!頑張れよ!(私な

面白いので、この本はオススメ。身近に相談できる相手がいない、同じような境遇の人がいない。そんな辛い時は本で補給することもできるのだ。

新世代トップランナーの戦いかた 僕たちはこうして仕事を面白くする

新世代トップランナーの戦いかた 僕たちはこうして仕事を面白くする

ではでは>w<また月曜がんばりましょう〜!

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