慶応義塾大学山中ラボさんからご依頼を受け、ロゴマークをデザインしました。
小・中学生に向けたワークショップで着用するTシャツに使うものです。
山中ラボはネットワークの研究の一環として、小・中学生に向けたワークショップを開催しています。
そこで着用するユニフォームTシャツを作って欲しいとのご要望でした。ご要望は子供にも親しまれるデザイン。
ゼミ・・・理系・・・頭良さそう・・・。(ぶくぶく)
私は理系さっぱりなのですが、クラウド業界に身を置いているデザイナーなので、アルゴリズムとか、プロトコルとか、ネットワークとか、難しい単語には慣れ親しんでいるつもりです。
なんとか知識を総動員して、山中ゼミのウェブサイトを読み漁りました。それでも何がポイントかふんわりしていたので、まずは複数案だしてみることに。
まずはファーストコンタクト。4案自分の中のカタチを描いてみる。
今回のような自由度の高いご依頼の場合、私の役割はこれかなと!
「絞り込んであげること・決めてあげること」
ここがポイントでこのフォントにしたんだよ!とちゃんと説明することを心がけました。さらにポイントは
「デメリットもちゃんと伝えること」
今回はフォントによって可読性が強くなること・弱くなることを明示しました。
あと、理系の方はデザインよりも理論が気になるだろうと思い、いつもよりかっちり提案してたりします…
フィードバックをもらってもう一段階詰めてみることに
4案だしてみて、「もっと可愛らしくして欲しい」とご要望がありました。ふむふむ。研究室ではなく、もっとワークショップの空気感に寄せたほうが良さそう。
自分でもちょっとぼんやりしたデザインだったので、もうひと詰めしたいなあと思っていたところでした。
そのために改めて山中ゼミの情報を探してみると、twitterにヒントが。
これ!答えはこのマークでは!
きっと研究室のみなさんの「俺らはこれだ!」とイメージしやすいグラフィックが一番良いはず。そう思って4案ひっくり返して一番自分でもお気に入りの案を提出し、通りました。
完成デザイン案が無事通りました。
すでに使われていたグラフィックの余計な部分をそぎ落とし、子供にもわかりやすい星のマークをつけてあげました。
自分もすっきり!
後日、実際に研究室のみなさんがこのTシャツを着用してワークショップをしている姿がブログにアップされていました…!
光糸電話のユニフォームが届きました | Yamanaka Lab
うれしい!!!
頭のいい将来有望な若者が着てくれている!!!!(おばか)
アイデアを出すことに意地をはらない。
ご依頼にはどうしても「おもしろいアイデアを出したい!」「はっとさせたい!」と思ってしまいがちですが、急に出てきた突拍子もないカタチより、ずっとそこにあった、見慣れたものが良いことがあります。
それを忘れず、適材適所にアイデアを自由自在にもっともっとコントロールできるようになろう。と勉強になったお仕事でした。
慶応マークの入ったペンいただいた…
うれしい!!!
慶応生と間違えられて頭のいい将来有望な若者だと思われる!!!!(おばか)
ありがとーございました!山中ラボさんのウェブサイト・twitterはこちら。
慶應義塾大学 山中研究室 (@Yamanaka_Lab_B3) | Twitter
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