Manaty Graphic Design

TOKYOのIoTなベンチャーで働きながら、デザインを教えたり、デザインしたり、パラレルに生活しています。

【いってみた】活発印刷は伝統的な技法という考えは古い!新しい活版の形、まんまる活発印刷さんにおじゃまして。

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実は先日、念願の活版印刷工房に行ってきたんですよよよ…!!!

実は、ずっとひっそり見てみたいと思ってたんです。デザインのお仕事をしているので。。

活版印刷の中は、私が思っていた世界と全然違いました…! 

f:id:manaty_design:20170406013615j:plainお邪魔したのは、「活版印刷まんまる」さん。荒川区にお店を構える工房です。外観はまさに昔ながらの工場といった感じ。外にはかわいい手作りの看板やポスターが貼られていました。

f:id:manaty_design:20170406013514j:plain普段は予約制だろうですが、この日は飛び入りOKで工房内を見学したり、体験ができるオープンファクトリーとのこと。

うーん、初めてだし、緊張…!と思いながら、ガラス越しに覗くと、予想より120%超えの賑やかさ。なんとスペースがないくらいのお客さんで賑わっていました…!

f:id:manaty_design:20170406022042j:plainかっこよき活版印刷マシン。デットストックなのだそうです。なんと好きな紙を使って活版印刷が体験できるとのことで、 説明をしてもらいながらさっそくチャレンジしました。

 

f:id:manaty_design:20170406021153j:plain正面から見ると、こんな感じ。かっこいい〜!!! 

 

f:id:manaty_design:20170406013736j:plainまず、好きな紙を選びます。キラキラした真ん中の青い紙は外国製とのこと。ラメラメが入っていて、すごく可愛い…なんじゃこりゃ…ほんとに紙かよ…と言いたくなる高級感です。

 

f:id:manaty_design:20170406021425j:plain紙を選んだら、機械に挟みます。

 

 f:id:manaty_design:20170406013756j:plain紙の反対側には、あらかじめ版(インクを載せたい部分が凸になっている)がセットしてあります。

 

f:id:manaty_design:20170406021537j:plainレバーを下げると、ローラーが上下しインクを運びます。

 

f:id:manaty_design:20170406021551j:plainそのインクが版に乗り、紙をセットした面とプレスされ転写されます。

 

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ぱかっ。できあがり。

す、げ〜〜〜〜〜〜〜感動〜〜〜!!

こんな仕組みだったとは…知らなかった…!

私はものめずらしさから、固いトレーシングペーパーのような、つるっとした黄色の紙を選びました。しかし、やはりふかふかした紙のほうが、インクの吸収が早いとのことでした。

 

f:id:manaty_design:20170406013814j:plainちゃんと時間を置いたら、乾きましたよ。うーん。かわいい。

そうやって活版印刷を体験した後は、グッズを購入したり、印刷サンプルや過去の制作物を見たり、普段見れない膨大な数の版を写真に収めながらはぁはぁしていました。

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今時の活版印刷は意外なお客さんが多かった…!?

びっくりしたのは、同人誌を制作している、若いお客さんが多いこと!

活版印刷ってちょい悪おやじみたいな見た目のデザイナー(なんか色々物知りで、経験値も高いヤツ)が「よし。今回は深みがいるな。活版で行こう!」とかなんとか言って、ちょっと味を出すときくらいに使われるモノじゃないの…?

と、変なイメージを持っていた私には、衝撃の客層だったのです。(すいません)

 

f:id:manaty_design:20170406013709j:plainそしてそういったお客さんに、まんまるの奥様(デザインを担当されているのだそう!)は、とても丁寧に紙やデザインのアドバイスをしていらっしゃいました。

私たちもお話する時間をもらい、とても楽しく活版のことを聞かせてもらいました。最後には「またゆっくり来てね〜」と言ってもらえて、すっかりファン…。

まったく活版の知識がなくても、安心して相談ができそうです。

 

活版印刷は、もう伝統技法じゃない。新しい「ものづくりコミュニケーション」のひとつのカタチなんだなあと。

f:id:manaty_design:20170406014130j:plain印刷業界は不景気だからという世の中の動きから、活版印刷って、昔ながらの技法で、手間がかかるから誰もひきつぐ人がいなくて、 それでも大事な伝統だから、そういう世界を好きな人たちが思い思いに守っているみたいな、そういう世界だろうと、そんな風に思い込んでいました。

でも今回、活版工房を実際にまのあたりにして思ったのは、

古き良きという理由以外にも、現代にちゃんとニーズがある、印刷技法である

ということでした。

工房はお客さんで満員だったし、デザイナー以外の職業らしい人もたくさんいました。活版の経験や知識がばらばらの、色んな目的のひとが、みんな思い思いに活版を楽しんでいて、すごいなあと思ったのです。

 

f:id:manaty_design:20170406014143j:plainそこには、活版印刷への愛とか、歴史への敬意はもちろんあるけれど、それ以上に「いいグッズ作りたい!」とか「自分を伝えるために味わいのある名刺を作りたい!」とか、リアリティのあるニーズがちゃんと存在してた。

なんかそこにものすごく感動したのでした。

きっとまんまる活版印刷さんの、そういうニーズを見極めて、真摯にコミュニケーションするやり方だからということも、多いにあるのだと思います。

  

そんな新しい発見もあって、私も、もっともっと活版を試してみたくなったのでした!次はまんまるさんところで活版印刷を依頼してみるぞ〜とたくらんでいます。

そして誘ってくれた友人、快く写真撮影させてくださったまんまるさんに、感謝でした。オープンカッパンは今後もあるかもしれないそうなので、ぜひ活版ラブな方は行ってみてください。ではでは〜!

まんまる○ http://mamma-ru.com