Manaty Graphic Design

TOKYOのIoTなベンチャーで働きながら、デザインを教えたり、デザインしたり、パラレルに生活しています。

泣いたことメモ。リアリティを追いかけることは作ることよりも重要なこと。

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私は今、クラウド録画型の防犯カメラのサービスを提供しているベンチャー企業でデザイナーをやっています。

先日、上司にWEBデザインを提案していたところ、「もっと実際にプロダクトを使って見た上での、いいところを引き出して見せないとダメなんじゃないの?頭良くまとめすぎだよ」と言われたことがグサッと刺さり、声をあげて泣いてしまいました。笑

きっとすごく図星だったんだと思います。大事なことだってわかってたのに、全体をまとめることに必死でわかっていながら、プロダクトに向き合うことに時間をかけようとしなかった。

うわべなんです。と繰り返して泣いた数日前の自分を思い出します。

実はWEBデザインだけじゃなくて、アプリやプロダクトのデザインでも、どうしても行き詰まるように感じる部分があり、積もり積もって弾けてしまいました。

もちろん、真摯に取り組んでいますが、どうしても、リアリティのある使い方や、設計の知識は追いつかない部分があるなあと、感じてしまう部分があるのです。

ごめん上司。ほぼ八つ当たりだった。笑

自分がナチュラルなターゲットユーザーであるプロダクトではないので、気をぬくとすぐ「誰が使うかわからない」デザインやUIになりがちです。

ターゲットとなるユーザーをどう設定するか。自分がターゲットユーザーでないからこそ、今の会社にジョインしてから2年ちょっと、非常に神経を使って意識するポイントです。

気をぬくと、作り手の勝手な視点になったり、自分個人の視点になったりとブレがちなので、何かを作るときは、設定した小さな的のようなターゲットをスナイパーみたいな銃で覗き込んでいるイメージです。少しでも言葉やビジュアルが外れると全く伝わらなくなっちゃうって覚悟でいる。みんなは、どんな感じでユーザーになりきっているんだろう。

私だって、ターゲットユーザーになれるものなら、なりたい!でも普通の会社員の女なんだもん!意識してなりきらないと、無理なんだもん!どんなに頑張っても、所詮うわべだよ!と、悲しくなっちゃったのでした。

わーっと泣いたその夜中は、先輩のエンジニアさんが、プロジェクターで映画を流してくれました。それを見ながら泣き疲れて、寝てしまいました。

寝て起きたら、ちょっと元気になっていて、ただ、つくることにだけ、傾き過ぎていたなあと冷静に反省しました。

ペルソナと言う言葉は、あまりにも巨大なUX用語のように感じて、私はあまり好きではないんだけど。

もっともっと、そのペルソナを超えて、具体的にターゲットユーザーと自分が溶け込むくらいまで、感覚を高めねばならないと思っています。それには、自分もプロダクトを使い込まなければならないし、プロダクトの設計や技術を知らなければならない。また、実際のお客さんに会いに行くこともとても重要だと思います。IoTの世界ということもあり、意識してそういうことに取り組んでいますが、やっぱり忙しくなると、こもってしまう。そして自分の中の勝手なユーザー像と対話を始めてしまう。

こいつが、超敵!!!!自分の中の勝手なユーザー像は、都合がいいのです。会いに行かなくても、居てくれるし、頑張らなくてもわかってくれる。ちょっとのことで、すぐ、本当のユーザーと取って代わってしまう、怖い存在です。

忙しくなればなるほど、作り込めば作りこむほど、制作に時間を取られて、リアルな手触りや、お客さんを見失ってしまう。だから、バランス良くバランス良く、制作は進めないとすぐにゴールを見失ってしまう。忙しくて大変なときほど。

バランス良く、バランス良く、自分を戒めて、リアル(プロダクト)と理想(デザイン)進めてないと、いいと言ってもらえるモノは作れない。無意識に出た、「うわべだ」という言葉は、きっと作ることが続く時間の中で、ターゲットユーザーがゆっくりと見えなくなっていた自分の本音だな。と思いました。

もう二度と、繰り返さないよう、リアリティと理想のバランスを必ず取ることを忘れずに、ユーザーにとっていいプロダクトを作りたいと改めて思いましたよ!!!!!ばーかじぶん!!というわけで戒めの、メモでした。読んでくれてありがと。