所属している組織のいる中でこれを読むと時として驚きや不安・好奇心を周りに与えることになる(笑)
案の定先輩に「なに!おまえフリーになるのか!」と突っ込まれました。
みなさんもこの本は関係者のいないところでよんでください笑
- 角を立てない会社の辞め方
- どうやって仕事をGETしていくか
- 確定申告や法人についての説明
などデザイン以外にもやることいっぱいあるからね!
がんばろうね。ってな内容になってます。
私自身フリーランス人生を1年経験しているのですがイラレとフォトショしか使えなくてもある程度いろんな仕事で食ってけました。
ハワイ旅行にも行きました。
しかし確定申告やお金に関する計算はわけもわからず震えながらテキトーにやってしまったので今もよくわかりません…。
こういう本をあらかじめ読んだり確定申告や税金の話をしてくれる人が身の回りにいるとすごく良いと思います。
飯でもおごって、ぜひ色々聞いておくことをおすすめします。
本に戻って、独立後活躍しているデザイナーのインタビューが載っています。
独立した事情はそれぞれで面白かったですが、みんな優等生デザイナー感が半端無く一個人のフリーランスデザイナーに共感できるか?ああ?みたいなところもあったのですが、中でもこの人のインタビューはなんか人間味あってよかったのでご紹介します。
古平正義 こだいらまさよし
独立に向けての資金は用意されましたか?
ーほとんど用意できませんでした。手元にあったのは50万〜100万のレベルです。
国民生活金融公庫で借りてスタートしました。
ちなみにわたしがフリーランスになったときも、貯金1円もなかったレベルです。
いや、全然規模もレベルも違うんだけどそんなんでも何とかなります。フリーランスなりたい人はなっちゃってみればいいと思う。
お金には今でもずっと困っています(笑)。
色々やりたいことに回したいからこその発言だと思うが大御所のくせに無邪気かわゆす。
まあでもすげーもらってんだろーなー。
ビジネスを逸脱する仕事は多かったかもしれません(笑)。
しかし、それも度が過ぎると当然ご飯が食べられませんからね。
よくSNSでクリエイティブな仕事をただでやってと依頼を受けたとか、破格で引き受ける神経が信じられない!という記事を見ますが、一理あるなとも思いつつ否定的な気持ちも実はあります。
現在の社会でデザインフィーが低いことは問題視すべき事実ですが、わたしたち作り手はそれを解消する付加価値のあるグラフィックを提供しない限りデザイン・イラスト=かわいさアップ・かっこよさアップするだけの職業として、ずっとこの問題は渦巻くと思うのです。
結局依頼者だけじゃなく、ただかっこ良くなればいいやん!っていう提供側もデザインの価値を下げちゃってるよね。
自分の信じるおもしろさや、今後その仕事が広がった時をイメージして最初に破格の値段でうけることって今の時代否定されがちだけどある意味自分を信じることができるデザイナーにしか出来ないですよね。
大きい靴を履いていたら自然と足が大きくなっていくのとおなじ理屈で
まず望む環境をつくってからそれに自分をあわせていくのです。
いいクルマに乗ったほうがいい女をつかまえられるという論理
軽トラックに乗っていても、ニコール・キッドマンみたいな女は口説けないでしょう?(笑)
まずさ、女って言ってるところがいいよね。ニコールのことをさ。笑
ニコールのくだりが頭から離れなくてね、わたしは今さっきiMAC 27インチをポチりましたよ…。
古平さんも、まず環境を整えろっていってるよ!笑
そんなこんなで一気にiMac27インチのクレジット支払いがわたしにのしかかってきたわけですが笑
きっとなんとかやってけると楽観的です。笑
フリーランスなってみよっかなーって人も、最初にわ〜ってiMac買って、ヒーヒー言いながら働いてれば意外と軌道にのるかもしれないよ。
さあ、一緒にクレジット支払いののしかかる世界へw
- 作者: 立古和智
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
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お金とか、法人にするか、とかデザイン以外の知識のほうが役に立つ本だと思う。
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