筆文字ロゴに「待った!」が出たので、別の案をつくりました。
前回の記事はこちら。自分で書いた筆文字のロゴの作り方をまとめています。
「筆文字ロゴデザイン」をお客様に提出したら、「別の案も見たい!」とご要望をいただきました。
う〜ん。わかります。その気持ち。おそらく、仕上がったものがイメージよりもちょっと固い印象だったのかも。
筆文字は「フォーマルな印象」や「伝統的な印象」を演出するのが得意かと思いますが、今回は「まずはみんなで着れるTシャツにプリントできるロゴ」という目的が一番強いようでした。
色々使いたいけど、その中でも優先度が高いのが「Tシャツ」であれば、筆文字はちょっとお堅いかも。
聞くところ、メンバーさんはみんな20代と若いしね。うん。ちょっと渋いよね。と、いうことで
「その表現方法が内容(対象)に合っているかどうか」
ということも、いいデザイン、わるいデザインの判断基準に入れると良さげだなあと感じました。
和っぽくしたいから、筆文字!硬筆!毛筆!と思っても、カジュアルなサービスを提供している会社やお店だと、良くない意味で、重く見えてしまうこともあるのです。
正反対な印象のデザイン案をつくって比較しよう!
ということで、ご要望に応えて、もう1案作ってみました。(今回は、お友達からのゆるめなご依頼のため、比較的ゆるく話し合いながら進めております。)
大切なのは
比較できる案を出すこと!
似たようなテイストのロゴを見せてしまうと、お客様も迷ってしまいます。きっと言葉になっていないお客様のイメージが、そこにはあるはず!(どーん)
ということで、筆文字ロゴとまったく印象の違うロゴをつくってみました。
こんな感じ〜。
お客さんの要望を反映した上で、比較できる案を出すことがベストです。
ただ、今回は「あんまりイメージがないから好きにやって〜」とのことだったので、漢字を簡略化して、丸と線を使って記号のように表現してみました。
「ハンコ」や「象形文字」のようなイメージです。
「どこまで崩すか」×「可読性」のバランス大事
図形を組み立てて文字を作るような場合は、このバランス感覚が大切になってきます。
崩せば崩すほど、形は独創的で面白くなりますが、可読性はどんどん下がります。
「サービスのターゲット層」や「使用される条件」などロゴ以外の条件によって、求められるバランスは変わると思うので、デザイナーとお客さんで確認しあえるといいですね!
また、同じようにデザインされたロゴをもっと見たい様子だったので、もう1案提案しています。
こっちも、お気に入りです。
ふぅ・・・真面目なことを書きすぎて、疲れました。笑
ロゴって奥が深いですねー…。まだまだ勉強していこうとおもいます。
こちらが前回の記事です。筆文字ロゴこんな感じでつくったよ。という記事です。
経験豊富デザイナー(と勝手に心で呼んでいる)tamuさんが言及してくれました。うれちいのー。
コメントを残す