【デザイン理論】良いデザインをつくるためには「リアリティを置き去りにしない」こと。

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デザインの学校の先生を始めて、3ヶ月が経ちました!授業で生徒さんにお伝えした「リアリティ」に対する大事なことをまとめています。

渋谷の「デザイン業界に就職・転職するための学校」にて、講師をお受けして3ヶ月が経ちました。生徒さんに教えるということはとても難しく、楽しく、わたしも毎回勉強になってめっちゃおもしろいです。

そのねらいは本当にリアリティが存在しているか?

現在はいろんな媒体のデザインにチャレンジするグラフィックデザインAコースを担当しています。 初めての課題は、「ペアでお互いの名刺を作る」でした。

子供に渡す名刺を作りたい。と話してくれた生徒さん。彼女にはまず、子供に名刺を渡すということ自体にリアリティがあるか、考えてもらいました。

子供って何歳くらい?ひらがなは読める?名刺って何か知っている?子供は名刺をもらってどんなアクションをする?名刺じゃない方が、効果的かも?名刺なら、どうしたら効果的か?

ぼんやりした目的・空想の目的を自分勝手に設定し、ぼんやりしたものが出来上がってしまったことが何度もあるし、未だにあります。

もちろん、突き詰めればとても面白いアイデアになることもあるので、まずは自分が出したアイデアが独りよがりにならないよう、深く考えてみることが大切かな〜と思っています。

そんな風に、ひとりひとりの生徒さんにアイデアを詰めてもらい、名刺は完成しました!

どの生徒さんも、家や学校で作業してくれて、全員講評に間に合いました。あんたら、すごいよ…!

ちなみに私は講評会に間に合わなかったことの方が多かったですからね(´・ω・`)

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ひとりひとりにプレゼンしてもらい、わたしともう一人の先生で講評させていただきました。

みんな「その可愛いフォントはなんですか?」とか、「どうやって作ったんですか?」などとわいわい交流していて、ほんとやる気だなおまいら…!!と感動しました。

ビジネススクールで一言も発言せず3ヶ月間終えた自分に見せてやりたい(´・ω・`)

評価軸は色々あるということを、お伝えしたいなと。

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講評とは別に、先生もまじえて人気投票をしました。

人気投票って、いわばビジュアル重視のジャケ買いですよね

どんなにアイデアが面白くても、プレゼンが良くても、ビジュアルがよくなければ、ダメだったりする。

先生がする講評って、いわば専門家から見て専門的に正しい作り方をしていますよ。ってことで、そこでどれだけ褒められても、怒られても、最終的には人気投票の結果が一番だと思うのです。

そういう意味で人気投票をしましたが、意外と盛り上がった気がしてて、単純にいいなーと。次もやろっかな。と思いました。

余談ですが、久々に女性に囲まれて、おじさん気分になった。

今回は珍しく全員女性の生徒さんでした!私が普段働いている会社は9割男性なので、久々の女子社会。制作時間には、女子ってたくさんしゃべるんだなあ〜などと、可愛いJKを見るおっさんのように制作過程を眺めていました。(´・ω・`)

ダメせんせい…(´・ω・`)

現在は次の課題に入っています。次は、DM制作!

Adobeツールを体系的に説明しようとすると、まー難しい。嘘つき先生にならないよう、わたしも日々再確認しています。

ダメせんせいがんばる。

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