【20冊目】ハイスピードな決断とアイデアを生み出すヒントを得る「問題解決ラボ」佐藤オオキ

問題解決ラボを読んで引用など

問題解決ラボを読んで引用など

ベンチャーのデザイナーには時間がないです。時間がない!つくりたいものいっぱいあるのに、時間も人手も足りない!!

あれもこれも人手がたりません。時間がいります。お金はいります。。。というのに疲れたし、言うことが嫌になりました!!!笑

一段飛ばしで、必要なものを作れる・問題を解決できるデザインができないかと、佐藤オオキさんの『問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術』を読みました。

この本は、実際の作品と合わせて、どうやってそんなアイデアが生まれたのか参考になる本です。

「問題解決ラボ」気になった引用部分はこちら

重要なのはデザインのジャンルではなく、新しい視点を提供することでいかにして目の前の問題を解決できるか、です。

「誰も見たことがないもの」は、「誰も求めていないもの」と紙一重。理想は「本来そこにあるはずなのに、なぜかない」ものを「補充する」くらいの感覚です。

商品AとBがあると、「じゃあCで勝つぞ」ではなくて、AとBの間はどれくらいのスペースがあるんだろうか、どのくらい深いスキマなんだろうかと考えます。

スポーツ選手が周辺視を鍛えている、というと一般の人間には難しそうに見えますが、実はひらめきのために必要な周辺視、すなわち「ボヤッと見」の力は、誰でも鍛えられます。それは何でもかんでも何かとリンクさせて見る、ということ。「あれって、これっぽいな」などと常に考えるクセをつけています。ポイントはどんなくだらないことでも点と点を線にしながら考えること。

みんなが「どうでもいいんじゃないか」とか、「これは後で考えればいいじゃないか」ということに限って、最初に考えはじめるととても効果的です。

「決断のコツ」のようなものがもし存在するとすれば、それは「間違えてもいいからできるだけ早く行う」ことじゃないでしょうか。

「これはペンではない何か」と考えるのがマグリットの「裏切り。」「ペンじゃない」と言われるから「えっ?」となる。重要なのは「えっ?」という状態を常に、自主的に繰り返せるかどうかです。裏切りの力を最大化するには、共通因子がまったくないものを無理やりつなげるのが効果的です。

すべてをポジティブに見ることと、すべてをネガティブに見ること、その両方を別々にやるという方法です。すべてに「いいね」と言った直後に、すべてを否定する、という感じでしょうか。そうして出てきた視点は、往々にして両極端な選択肢を提供してくれます。その状況やものごとをネガティブにとらえた場合のオンリーワンのアイデアと、ものごとをすごくポジティブにとらえた時のナンバーワンのアイデアの2つです。

かけ算スキルとあまのじゃくスキルを身に付けたい!!

かけ算スキルとは、あるものとあるものを掛け合わせで効果の高い答えを作り出す力。

あまのじゃくスキルとは、誰もやらないことを考え抜くことで、ありきたりじゃない答えを出す力。

命名は私なんですが(笑)佐藤オオキさんがハイスピードでグッドなデザインをたくさん世に送り出しているのは、このスキルをフル活用しているからではないでしょうか。

私も見習って、もっと短時間でいっぱいつくりたい!!!と本を読みながら感じました。

自分のスキルを周りに伝えていく努力も必要です!

佐藤オオキさんの強みはアイデア力の高いデザインを多数生み出すスキルだと、この本で実感しました。

同じように、自分は何が強いデザイナーか。と考えたときに、何か言い切れるのか…と悩んでおります。笑

自分の強みを佐藤オオキさんのように周りに伝えて、さらに自分にぴったりな仕事を呼び込む。そんな仕事がしてえ〜!

デザイナーの皆さんにおすすめです!

問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術

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デザインを作るという以上に、企業や製品にある問題が何かを仮定し、それを解決するためにどんなデザインをしたか。という本。

ベンチャー企業に入って前年度100冊くらい本を読むようになったデザイナーなので、どんな本を読んでいるか紹介しています。

【14冊目】デザイン力だけじゃダメ。時代を読む力を持つ!「インターネット的」糸井重里 リアリティを追いかけることはデザインすることより重要である リアリティを追いかけることはデザインすることより重要である

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