【7冊目】デザイナーじゃない上司とうまくやるために読んだ本。「「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方」岩田松雄

君に任せたいと言われる部下になる51の考え方を読んで引用

君に任せたいと言われる部下になる51の考え方を読んで引用

岩田松雄さんの「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方」を読みました。

若い頃、日産自動車のセールス業績第1位、ソリの合わない上司からの圧力にになんとか2年間耐え抜き海外留学。MBAを取得し、帰国後日本でスターバックスやザ・ボディショップ経営者として活躍されているという、すごすぎる経験談が豊富に語られています。自分の悩みなんてまじちっぽけ。ぽけぽけになりました。

付加価値を生み出している瞬間は、いつか

車体の生産工場に行った時、溶接工場で火花を散らしてAパネルとBパネルがくっついていました。そこで、上司はこう言ったのです。「いいか、岩田。このラインの中で、付加価値を生み出しているのは、火花が散っているあの瞬間だけなんだ。だからそれ以外、在庫管理をしたり、モノを動かしたり、打ち合わせをしたりするのは全て無駄だという目で見ろ」 つまり、本質的な付加価値を生み出している一番大切な瞬間を見逃すな、ということ。問われるべきは、本質的な仕事として付加価値を付けられているのか、ということ。火花が散る瞬間はいつか、をいつも意識しろということです。

自分ができる範囲をまず照らす努力を

特に若い時には、組織や事業に対する影響力も決して大きくはない。こんなふうにするべきだ、こうあるべきだ、と思っても、なかなか声が届いていかない無力感があると思います。それは事実として受け止めないといけない。

「一隅を照らす」

全体を照らそうとしなくてもいいのです。自分ができる範囲をまず照らそうということです。できることをやる。自分が決められる範囲においては、自分の良心に従って行動する。自分にできる以上のことをやろうとするから、フラストレーションが溜まってしまうのです。だから、自分にできる範囲のことを、まず精一杯やるのです。

自分の意見を通したいのなら、まずは自分の組織のルールを理解する

社内に意見を通すルールや仕組みを理解しておく。

それこそ、ゲームにルールがあるように、企業にもしかるべきルールがある。しかし、それは公表されていないことも多いのです。だから、それを知るということに価値がある。ルールや仕組み、もっといえば、インフォーマルなシステムを、よく理解しておかないといけない。

利益を追求するのは悪、という勘違いをやめる

実はピーター・ドラッカーも、企業の利益について言及しています。キーワードとして挙げられていたのが「必要最小限の利益」です。かつてそれを見たとき、私は利益は多ければ多いほどいいのではないか、とその意味がよく理解できませんでした。ところが、最近経営者として企業の存在理由やミッションなどについて、考えるようになって、ようやく本当の意味がわかってきました。ドラッガーの言っている「必要最小限の利益」は、実はものすごく大きな利益だったのでした。

特に、「一隅をてらす」「組織のルールを理解する」この2つは「部下視点」で、かなり「はっ」とさせられました。

上司」の役に立って、なおかつ「部下」の自分ができることって、ちゃんとつかむの結構難しい。

「上司」も「部下」もゴマをすり合ってうまくいく場合もあるだろうけど、それだけだと、一番大切な「お客様や会社のため」につながらない。チームで動くって、ほんと難しいな〜!

「つくれるだけ」のデザイナーは半人前だって言うけど、ちょっとだけその意味に気づけたかなあ。

ここ1年、上司と直接方向性を考えたり、自分自身がお客様と直接話す機会が増えました。

そこでつまづいたのはデザインのことよりも、コミュニケーションだったり、ディレクション(話し合って、進めること)だったんです。

どんなに「よくできた〜!」と思うものをつくっても、なぜそういうデザインにしたか。なぜそう考えたか。何をゴールとしているか。を共有しないと、なかなか「いいね!」はもらえないことに気づきました。

なぜなら、人によって「数字」だったり、「コードの実現性」だったり、一番求めているものは、バラバラだから。

デザイン性の高さだけで「これかっこいいから、いいね!」なんてのは「都合のいい妄想なんだな!」と、ごういんな考え方だったことに反省しています。

できればゴールを達成するものを作りたいし、みんなが楽しく仕事してほしいなー。と思って、たまに泣いたり怒ったりしながら、話し方を変えたり、進め方を変えたり、時間配分を変えたりしています。

そして、まだまだまだまだ半人前。(^q^)たはー。

それでも、なんとかやってみて、苦しい時は泣きながら、自分より1回りも2回りもデカいひとの本を読んで、なんとか頑張れればと思っています。

でもさ、ツライことはさ、正直、ないほうがうれしいよね。ではでは=^・ω・^=

Kindle版があるのでリンクを貼っておきます。「上司」な立場の人も読んでくれたらうれしい。

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