子供の頃からスケジュールをびっしり組み、その通りに続けられたことは一度もなかった。テキトーな性格のくせに、とにかくめちゃくちゃハードに組むからだ。
社会人になって、だいぶマシになったものの、ちゃんとした人が見たら「はあ?」というようなルーズなルーティンで働いています…。
この本は、そういう人にオススメです。
ルーズで、だらだらするのが好きで、そういう人が楽しいことに時間を使うためのコツが書かれています。
ひたすら手帳術や効率化の本を買っても時間のコントロールがうまくできなかった私は、諦めて「だらだらする自分を認める」ことが書いてあるこの本に納得しました。てへ。
でも、実は結構深いことが書いてあって面白いです。この本。
目次
時間がかかっていること=ムダが多い…とは限らない。
合理化・効率化は、私たちの多くが求めているものであり、こういった情報はビジネスの上で、また実生活の上でもたいへん役に立つものです。
ただ、それらのアイデアが役に立つ仕事や生活をしている人ばかりではありません。そうした人に共通するのが、「合理化・効率化できないものを相手にしている」ことです。
農業や漁業、また教育、福祉などの自然や人間を相手にした仕事はどうしても効率化し切れない部分があるのは確か。
デザインに置いては、何度も悩んだりやり直したりする時間を「ムダかもなぁ…」と思うこともありますが、苦しんで産んでみると良くなっていることも多いので、一概に効率化できるとは限らないですね。
やるべきことを減らせば時間は増える。そのために余命を決めてみる。
人生があと六ヶ月で終わってしまうとしたら、六ヶ月後までに絶対やっておきたいことは何か?それができなかったら、死んでも死にきれないようなことはありますか?あったらぜひ、「今」やっておきたいですね。
ううん。とっても怖いこの「もしも」。
私は子供の頃に想像していたより結構楽しい大人になれたので、意外と「絶対やっておきたいこと」が出てきませんでした。今でもふと、考えます。なんだろう。
不要なものが増えると、それをメンテナンスする時間も増える
1もらわないータダでもらえるモノにロクなものはない
2買わないー一度では買わない
3ストックしないーストックしなくても困らない方法を身につける
4捨てるーいっぺんに捨てず、こまめに捨てる
5代用するーシンプルで丈夫なものは代用がきく
6借りるーレンタルやご近所付き合いを活用する
7なしで済ますーなしで済ますことのできるものは、本当はとても多い
これは確かに…。断捨離ブームですが、モノを捨てることより、ものを捨てて、ものをメンテナンスする時間を減らし、自由に使える時間を増やすことが、本当の目的なんですね。うちのモノたちも、捨てなければ。
自分が大切にしているものを明確にする。
空欄を埋めてみてください。
・私は、( )のために生きている。
・私がいちばん好きなことは( )だ。
・( )がなかったら、生きていても仕方がない。
・人生において、いちばん重要なのは、( )だ。
・( )さえあれば、幸せになれる。
・( )のない人生は、みじめだ。
・( )がなかったら、頑張れない。
・No( ),No life.
ここで出た「答え」が、あなたが本当に人生に望んでいるものです。
ゆるいビジネス書のくせにエグい質問…。
今もこれ、よく考えるけど、まだはっきりと答えが出ないです。なんだろう。う〜ん。
でも、これだけデザインすることに時間を割いていても、デザインがなかったら生きていても仕方ない。とは思えないんだよなあ。
「デザインして得られること」に意味があるんだろうなあ。
時間をうまく使うHOW TOよりも、自分は何に時間を割きたいか明確にする。
ことが大事だって、きっとこの本は言ってます。
ゆるふわな見た目のくせに、余命六ヶ月とか、なんのために生きているかはっきりしろ。とか結構どギツイことを問いかけてくるので、なんとな〜く生きている私にグサグサ刺さりました。オススメです。
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